突然電話で「明日、SMAPに会えるラッキーパーソン選考会に参加していただくにあたり、ぜひ生花を持ってきて下さい」と言われる。
なんだ?と思いつつ、花束を用意して会場へ(武道館くらいのホール)。
ラッキーパーソンは各年代別に選ばれるらしく、赤ちゃん部門では、ステージに大勢の赤ちゃんが並んでいる(というか、這いつくばっている)。
3歳児部門では、小さな子どもたちがステージで踊ったり歌ったりしている。
それ以上の年代については、どのように審査をされたのかは不明。
ただ、子供たちについては、SMAPに会える子と会えない子がいるのは不公平だという問題が生じたらしく、全員にサインだかCDだかがプレゼントされるだけ、ということになった。
いよいよ40代部門の選考結果の発表。
私は客席で何を期待するわけでもなくボケーっとしているのだけれど、プレゼンテーターが「今回、40代を代表してSMAPに会えるのは、この会場に生花を持ってきています!」なんていう。
そして、私ともう一人の女性の名前がフルネームで呼ばれた。
SMAPに会いたいと思ったことはなく、なぜ自分がこの会場にいるのかもわからない状態なのだけれど、それなりに興奮しているのと同時に、前もって「生花を持ってくるように」と指示の電話があったのは何だ?と思っている。
そして、後日私は四谷の事務所(という設定)に、SMAPに会いに行く。
なんか普通のオフィスの様なところで、パーテーションで仕切られた窓際の日当たりのよい一角に通された。
メンバーは多分全員いた。面会というか、打ち合わせみたいな雰囲気。
私と一緒に選ばれた女性(ちゃんとお仕事してる、感じがいい人)は、結構すんなりとメンバーと話をしていたけれど、私は緊張こそしていないけど、とにかく興味がないため会話もなく、キムタクが見せてくれたアラビアだかエジプトに行った時の写真を眺め、「やはり気温が高いから皆さん半袖シャツを着てるんですねー、素材は麻かしら?」なんて適当な感想を述べている。
興味がないのはSMAPのメンバーも同様というか私たち以上であり、ポツポツとメンバーが退席していく中、一番最後までいたのはキムタクで、なんだかんだ言って、この人が一番自覚があるのかなあと、その点はちょっと感心したりした。